うちの双子は一卵性ですが、あんまり似ていません。
何が似てないかというと、色んなとこが。
本来一人の人間になるはずのものが、細胞分裂段階で偶然ぱっくり分かれて二つになったのですから、当然遺伝情報は全く同じなわけですので、似てる・・というか、同じなのが当たり前ですよね。
じゃあ似てない部分はなぜかということが興味深いわけです。
人間が成長していく段階でどのくらい後天的、外的要因が影響するかが見てとれるわけですから・・
そんな難しいことを考えて観察しているわけではないですが、うちの双子の、生後5ヶ月で既に違っているところは何ゆえに?と考えてみたりします。
生まれた時に既に違っていたのは体重。
分裂してからそれぞれがお腹の中でもらう栄養の量に差があったということです。
カケル(左)2710g ホタカ(右)2060g 身長は同じくらい。
このカケルの立派なお腹とホタカの足の細さが物語っています。
お医者さん曰く、へその緒がついていた場所(MDツインなので胎盤はひとつを共有)が、ホタカの方は端っこだった為、栄養がいき辛かったとのこと。
確かにへその緒の太さに差がありました。
と、同時に顔の印象も生まれた時からすこし違っていました。
胎児エコーの段階でホタカの方がちょっと脇に追いやられ気味で、ギュウと押されていたのか、頭の形も前後に楕円だったのですが、顔も細面?でした。
全く同じ爪の形や髪の毛の生え方を見ていると遺伝情報って正確なんだなあと思います。
が、逆に印象が違う二人の顔を見ていると、少しのことで人間の顔ってがらりと違うんだなあ・・とも思います。
いずれにせよ、私のお腹が二人には狭かったのでしょうか・・
そんな狭い中で、大きかったカケルが相撲に勝っていたんでしょうね・・


1ヶ月の頃
0ヶ月の時から、カケルはほけ〜っとした様子でへらへらし、ホタカは目を見開いてじーっと起きてることが多かったです。
カケルはよく眠れる、ホタカは浅い。
カケルは機嫌がよい、ホタカはつらそう。
という印象でした。
そしてもちろん体重が違うので飲める量が違います。
特に生まれてすぐは、小さく、吸う力が弱かったホタカはなかなかお腹いっぱい飲めません。
そうなんです。お腹がいっぱいの満足と、飲めないつらさの違いが、二人の印象の違いだったんですね〜。
そして二人とも順調に成長しているけれど、体重や飲む量にはずっと差があるままです。

3ヶ月の頃
なんだこのカケルの腹・・
この5ヶ月、ずっとたくさん、お腹いっぱい飲んできたカケルは、常に満足度が高く、ぐっすり眠って目覚めもニコニコしています。
幸せな人です・・。
お腹を見ればわかります。
そしてずっと、たくさん飲めず、すぐお腹がすいては必死に訴え、眠りが浅いゆえによく目が覚めてつらそうだったホタカですが・・
起きて一人遊びする時間が多かったせいか、何だか手先の成長が早く楽しそうです。
(実際、今も大の字で寝ているカケルのそばでホタカはきゃっきゃ遊んでいる・・)
いつも満腹じゃなくても良い事もあるなあ、ホタカ。
となると、生まれてまだたった数ヶ月で、こんなに原始的なヒトの状態でも出てくる個性の原因は、胃袋 の、状態による、という事ですね。
人間、やっぱりそこなんですね。
いつもお腹がいっぱいだと危機感がなくのんびり屋になる。
よく眠ればなお育ち、(太れば相撲にも強いし・・)
すぐお腹がすいては、いつも必死じゃないと命にかかわるので頑張り屋になる。
寝てる相方横目に手遊びしていると早く器用になる・・
と、それぞれ良い個性に解釈しておきましょう・・

今朝。
エイコさんに教わって運動中。
体力的にはカケルが強いですねー。首すわりもずっと早かったです。
大きくなったらもっと観察(?)すべき楽しいことがたくさん出てくると嬉しいです。
いざという時、テレパシーが通じるというのは本当なんだろうか・・
(友達双子はそんなものはない!と言ってましたが)
楽しみに子育てしたいと思います。

0ヶ月の頃
寝相がシンクロするというのはよく聞く話ですが、どうも同じトラックかバスを運転している夢をみているようでした。